Week:15 29.05.2006 at 02:30 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
ナデ(中村裕実)
マキナ(藤井直子)
「合成作業-前回からの続き」

ここをご覧いただいている皆様いつもありがとうございます。皆様のフィードバックを糧に作業いたしております。

今回の進捗は引き続き、シーン18の合成作業を行っています。シーン18のカット数は4カットあり、全部並行して合成を行っています。シーン15、17に関してもマスクを切ってあるのでシーン18終了後、直ぐに作業にとりかかれるようになっています。合成方法はいくつか試していますが、オールマイティーというものはないので、カットによって使い分けています。つなぎ目がだいぶ目立たなくなってきたので、来週中にはシーン18に一区切りつけようと思います。

シーン18から静止画を2枚抜き出してみました。S地区はコンテナ内の中心に位置しているので、換気が悪く、湿度も高いと思われます。それを意識した訳ではないんですが、背景撮影の日は丁度、雨が降って地面が濡れていたため、とてもジトッとした画になっています。雨宿りしながらの撮影でしたが、とても良い画が撮れました。
Week:14 22.05.2006 at 00:00 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
s18test.png皆様お疲れ様です。何箇所かのテストを重ね、本日から合成に着手しています。(合成といってもテストしつつの本番なのですが)これでやっとスタートラインに着いたといえます。

まずはシーン18から合成を始めます。話を転がしていく役割の女性、マキナがS地区にやって来て謎の女ナデに出会うシーンです。出会った直後、近くで爆発音が聞こえ、二人は路地裏に逃げ込みます。

なぜシーン18から合成を始めるかというと、引きの画が多く、カメラの動きもほとんどないから。つまり引きの画で全体の世界観を掴み易く、カメラもフィックスなので合成し易いという理由からです。

写真は合成途中の画像。まだ何か変だなあ・・・(鈴木豪)
合成の背景は代官山だね。代官山はPinkDに不向きだと思っていたが、見事に活用したね!これは違和感なくていいね。

このシーンの前に、ナデが PinkD の追っ手から逃げるシーンがあります。ナデは腕に怪我を負っているので、ナデを演じてくれた中村裕美さんには腕に血糊を塗ってもらいました。

血糊にはケチャップを使用。「70's な雰囲気」を目指しているので、あえてケチャップなんです。画は思惑通りのものに仕上がってますが、中村裕美さんにはご迷惑をおかけしました!洗っても、ケチャップの臭いが残ったままだった・・・申し訳ないです。(國司和宏)
Week:13 15.05.2006 at 01:03 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
★☆★ いもと in 下北 ★☆★

井本ゆふこ皆様お疲れ様です!今週からしばらくは合成作業に先がけての試行錯誤を致します。とても地味な作業ですが、とても重要な作業です。それでは國司の詳細な撮影レポートに続き鈴木の背景合成(試行錯誤)レポートをお送りします。

今回、メイン舞台となるS地区背景部分は暖色系(セピアに近い黄色)で構成されています。主人公がいる平民世界は人の体温を感じられる世界だからという意味も含んでいて、反対に貴族が暮らすN地区は人間らしさを感じられない寒色をイメージしています。そのため下北沢や恵比寿で撮影した背景素材は温かみを意識した色合いになっています。合成時にはグリーンバック素材との境界が目立たないようにうっすらと緑色の補正をかけます。それでも一発で合成完了ということはなく背景のピントを微妙にずらしたりして(ピントが手前にも奥にもあってたらおかしいですから)現実の映像に少しずつ近づけていく試行錯誤を繰り返します。
井本ゆふこ
恒例のテスト画像は下北沢に現れた超女優の井本ゆふこさんです。女優業以外では秋になると地元で梨を売ってらっしゃるそうです。井本さんは「PinkD」ではなんと2役に挑戦。写真は「PinkD」という物語の発端となる犯罪者の女性「マキナ(藤井直子)」を唖然とさせる教官ハラです。イケてます!(鈴木豪)
井本ゆふこさんの二役(教官ハラ & ナイフ投げ姉妹・妹)について、鈴木豪は「挑戦」と語ってますが、実は・・・僕が現場で強引にお願いしちゃったんです。突然の依頼ながら、井本さん快く引き受けて下さりありがとうございました!ちなみに彼女の衣装は自前、お洒落です!それに、いつも笑顔で、演技がダイナミックで・・・とっても魅力的な女優さんです。スタッフも撮影時は、自然とテンションが上がってましたね。(國司和宏)
Week:12 07.05.2006 at 03:41 Comment(2) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
國司です。ゴールデンウィークの中3日を利用して、鈴木豪と都内で合成用の背景撮影をしてきました。

貧民街である Savage 地区の景観を念頭に置いていたので、ロケハン済みの場所を含め「薄汚い」場所ばかりを入念に選び抜きました。合成後の画がなんとも楽しみです。なお、写真は2点とも映画とは関係なく、俺が勝手に撮った代官山。こんな景色 PinkD にはありません。
■ 5/2(火)
初日は「新宿ビル街」をメインに撮影。場所が場所だけに、俺のテーマは「宇宙刑事シャリバン」犯罪組織マドーの秘密基地に侵入する伊賀電よろしく、抜き足差し足、しかし断固たる決意を胸に撮影を開始。まずは新宿のスバルビル付近、テラスからハス向かいの工事現場を撮影。リリィ、何か見えるか?シャリバン、あそこよ!気が付けば、そこは小林義明監督の世界。ビル群を見あげて、ぐるりと一回転するお馴染みのカットも押さえてきました。

代官山そして住友三角ビル付近からめぼしい箇所を撮影。雨天が逆に幸いして、俺らのイメージ沿った空間を撮ることが出来ました。この日の素材を元に、PinkD の根城である「D棟」周辺のの「陰鬱な近代都市」の描写が出来そうです。

そして、新宿を俯瞰で収めるべく、住友三角ビル51階の展望ロビーまでエレベータを乗り継いで行きました。そこに素晴らしいオブジェが・・・三角ビルのミニチュア!映画の終盤に、謎を秘めたPinkDの美人秘書「ローズ」が高層ビルである「D棟」最上階から飛び降りるシーンがあります。そのシーンの合成用にばっちり。驚異の映像マジックで、迫力のダイビングを描けるのです・・・そうなんだけど、何より売店の女の子が、かわいかったんだよな!みんなも住友三角ビルに行ったなら、必ず寄ろう!
■ 5/3(水)
2日目は、中目黒周辺。まずはロケハンしておいた中目黒の「茶屋坂」の途中にある、工事中のビルから飛び出している蛇腹。しかし、工事がほぼ完了しており、蛇腹も白い壁の下に埋まっていたのです。仕方なく、坂を登り切って「恵比寿ババァ」のゲーセンに。

その前に、この茶屋坂を登り切ったところに Calm という小さな雑貨屋さんがあります。そこの店員の女の子が凄いんだ。一点凝視。机の上の台帳のようなノートをひたすら凝視。何かに取り憑かれていて、顔が強ばってるんだよね。エクソシストだよ!ふと顔を上げても、あらぬ方向を凝視。そしてまたノートを凝視。PinkDの幹部「ユカタン」に優るとも劣らない「現代のホラー」を見たぜ〜!とっても人通りが少ない場所なので、気になる人は、お店が健在なうちに覗いてみたら?

で、「恵比寿ババァ」のゲーセン付近に到着。階段を撮影したんですが、ここは鈴木豪自身が演じる「酔っ払い」が暴言を吐きながらくたばっていく・・・孤独なシーンの背景です。実際、階段のある一角は、とても恵比寿とは思えない寂れ方。廃墟と化したあばら屋から不気味な羽虫が、うようよ湧いておりました。ここは鈴木豪が非常に熱心に撮影していました。

お代官様俺はと言えば、植木の手入れを入念に繰り返すゲーセンのババァを、こちらも入念に撮影(映画本編とは関係ありません)。途中「わたしは撮らないでね。」とババァNGを頂戴したものの、構わず続行。納得いくまでカメラに収め、鈴木豪に「そろそろ行くか。」と声をかけたところで、ババァが顔を上げた、チャンス!奇跡の正面アップをカメラに収めることができました。都会の中の最後の楽園、その住人が撮影できた・・・報道カメラ一筋にやって来た俺は、初めて報われた気持ちになったのでした。

続いて代官山へ。ここは小洒落た光景ばかり、PinkDに似合う画は撮れませんでした。でも、俺自身は代官山をじっくり歩いたことがなかったので、凄い興味を持って歩けました。値段はどれもアホみたいだけど、路地裏には良い店がありますね。5/5にも再度訪れて歩き回ったけど、中目黒周辺や麻布の辺りは好きだね!平凡な感覚だけど、やっぱりぶらりと行くにはいいところ。無論、鈴木豪と撮影に行く場所では決してないと断言できます。俺と鈴木豪ならば「中野ブロードウェイ」が関の山でしょう。
■ 5/4(木)
最後は小物だけ。鈴木豪宅にてグリーンバックを背に「ユカタン」のパックが飛ぶシーケンスや、画面に迫るムチなどを撮影。加えて PinkD の怪人「ハンガー」の鎌を、ヒロインである女拳法家「ドラゴン」が棍で受け止めるシーンで、鎌のインパクトの瞬間のカットを追加撮影しました。

それと、鈴木豪にアクションシーンで気になる箇所を幾つか再編集してもらいました。編集が一段落ついた時点で、恐らく年末付近に、全体から見直すつもりなんですが、現時点でのアクションの編集を改めて見て安心した部分もあります。劇伴がないので、本番とは印象が変わってくるけれど、俺が最も重要視している「ヒーロー作品」のテイストはしっかりあり。完成はまだ少し先だけど「15分おきに楽しませる」という目標は達成できてるかな、と思ってます。
そんなところで作品完成に向けての要素は揃ったという感じです。これからも地味で地道な作業が続くけど、鈴木豪、よろしく頼むぜ!オッケー!オッケー!(國司和宏)
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