Week:30 10.09.2006 at 03:38 Comment(2) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
PinkD
PinkD
皆様お疲れ様です。

今週の進捗をお伝えします。今回は流体シミュレーション(液状のオブジェクトの動きを自動コントロールする機能)を中心に作業を進めました。作業内容は以下の通りです。
  1. シーン33の背景合成・・・完了。
  2. 街の各所(リフト内含む)に投影される水面の風景制作・・・流体シミュレーションについて一通り把握しましたので動画の作成を開始しました。
  3. 巨大リフトの作成・・・パーツは作成完了。只今ライティングを調整中です。
次週に向けての課題は以下2点です。
  1. 1.サロンを背景としたシーン1の作成開始
  2. 巨大リフト完成およびリフトを背景とするシーン5の作成開始
次週は背景合成をメインに据えます。ここで20〜30カットは消化しておきたいところ。巨大リフトはガラスや鉄など多様な構成部品を使っているので光の反射に気を使う必要があります。

「流体シミュレーションの応用」
今回、掲載の画像は流体シミュレーションを応用して作ったテスト画像です。PinkDのサロンでオルガンとドラゴンの目前で敵が大爆発という設定なのですが、爆発が絵みたいなのでもう一工夫ですね。液体用のシミュレーションではありますが、うまく応用すれば個性的な爆発シーンが作れそうです。(角川アニメの幻魔大戦みたいな上に向かって伸びていく炎をイメージしています。)爆発はパーティクル(粉状のCG)を使った作成が一般的ですが、大げさな効果が欲しいのでまずはこの方法を採用します。写真1は加工前の爆発素材、写真2は素材を加工(明るさの調整やボカしを入れます)して合成したもの。これに煙などディティールを加えれば完成です。カッコイイ爆発を目指します!(鈴木豪)
Week:29 03.09.2006 at 03:46 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
Dragon and Organ
天井
Dragon
皆様お疲れ様です。

今週の進捗をお伝えします。進捗状況は以下の通り。
  1. PinkDサロンの制作・・・完了。
  2. 巨大リフト制作・・・再開。※(注1)の記事を参照のこと。
  3. 3.サロンの背景合成・・・開始しました。現在19カットの合成が完了。
となっています。サロンの背景合成はCGの仕込みに時間がかかった分、快調に進んでいます。なお次週の課題は以下に記載します。
  1. 1.巨大リフト小物制作・・・内部機械などの制作を進めます。
  2. 街の各所(リフト内含む)に投影される水面の風景制作・・・只今、勉強中。
  3. サロンの背景合成・・・現在シーン33の背景合成がほぼ完了。次週は合成シーンの再チェックを含め、シーン1に取り掛かる予定。
全体的には早いペースで進んでいます。ひとまずはこのペースを落とさずにいきたいものです。

「流体シミュレーション」(注1)貴族が住むN地区の見所の一つは水面が投影された街のイメージです。恐らく南国の海で水中撮影すれば望み通りの画が撮れるのでしょうが、そうもいきません。今回はCGで対処することにします。液体のCG表現はここ数年で飛躍的に進歩し、僕のような素人でも扱えるようになりました。僕が使用しているBlenderでも新しいバージョンでは開発が進み多様な表現も可能になってきている・・・そうです。流体シミュレーション(液状のオブジェクトの動きを自動コントロールする機能)は今回初めて使いたちまちハマッてしまいましたホントに水が動いているみたいです。

写真1は容器の中で水が波打つシミュレーションです。写真2はゼリー状の液体が床面に広がるシミュレーション。どっちも課題がたっぷりですが、試行錯誤ですね。流体シミュレーションは相当にPCのメモリーをくうので、流体だけの画と建物の絵を別々に作って合成することにします。

写真3はPinkDサロン内のドラゴン(上田奈々)が口論の末にため息をついているところ。サロン内の照明は拡散光の使用をあきらめて、かわりに部屋全体に広がる巨大なスポットを配置することにしました。(鈴木豪)
Week:28 27.08.2006 at 00:35 Comment(4) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
Dragon and Organ
天井
皆様お疲れ様です。

いつも拙文に目を通して頂きありがとうございます。今週の進捗をお伝えします。以下、進捗状況です。
  1. マキナの部屋背景合成・・・完了。
  2. PinkDのサロン・・・モデリング完了。ライティングを一部修正中。詳細は今週の掲載画像の項(注1)で説明。
  3. PinkDの玉座・・・一時中断。引き続きテクスチャーマッピングのチェック段階。
  4. リフト制作・・・一時中断。
サロンの造形が予定より早く終了したので、次週からサロン部分の背景合成に入ります。サロンのシーンはアクションシーンや特殊効果を使うシーンが多いので、3段階に分けて制作します。
  1. まずは特殊効果の少ない会議のシーンに着手。
  2. オルガン対ドラゴンのアクションシーン。
  3. 複数のチャクラム対オルガン、ドラゴンのアクションシーン。特殊効果はかなり多いです。

9月中旬までに1と2を消化する心構えで制作を進めます。それと並行して現在中断している巨大リフトと該当するシーンの背景合成を進行。ここを乗り越えれば全体の分量としては半分近く完了です。9月はかなりキーポイントとなるので気を引き締めて作業に打ち込みたいと思います。

今回掲載の画像は2枚ともサロンがらみのもの。天井の赤い部分はステンドグラスで頭上からの光を取り込めるようになっています。(注1)サロンの照明には拡散光とスポットライトの2種類を使用。拡散光とは蛍光灯のように全体をくまなく照らす光のこと。それに対してスポットライトは被写体一点に集中する光です。拡散光だと全体が明るくなりますがテクスチャーの細部がつぶれてしまい立体感が出づらい。スポットライトだと立体感は出るが光が当たっていないところが影になりつぶれてしまう。現在、壁の部分にはスポットライトが当たり陰影がついていますが、床面には拡散光を使っているためどうも薄っぺらな印象。悩みどころですが、ライティングの微調整で何とか折衷していきます。(鈴木豪)
Week:27 20.08.2006 at 04:51 Comment(4) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
PinkD皆様お疲れ様です。

今週のPinkD制作進捗をお伝えします。同時進行の課題が増えてきたので、読みやすくするため今回から目下の課題とその進行状況を箇条書きにします。
  1. マキナの部屋背景合成・・・部屋のインテリアを一つ追加合成して完了。
  2. PinkDサロン制作・・・ゲートにつけるドラゴンとオルガンのマークを制作中。
  3. PinkDの玉座・・・ほぼ完成。テクスチャーマッピングのチェック段階。
  4. 巨大リフト制作・・・内部ボタンなどの小物を制作中。
サロンの方ががリフトより先に完成しそうなので、背景合成の兼ね合いもあり次週はサロンの制作に力を入れていきます。

今回掲載の写真はトカゲの玉座に座るPinkD(伊藤ゆきえ)です。冷徹な悪の女王PinkDはこの玉座ごと部屋間を移動します。PinkDを演じられる伊藤さんは気迫に満ちた演技をされる方で、当初からPinkDには伊藤さんをイメージキャスティングしていました。そして画面に登場したPinkDは僕の予想を大幅に上回るパワフルな悪役でした!(鈴木豪)
Week:26 13.08.2006 at 01:06 Comment(4) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
上空からの配置図
Dragn and Organ
皆様お疲れ様です。

今週の進捗をお伝えします。まず背景合成についてはナデの部屋が終了。マキナの部屋の合成は繰り越してしまいました。今回、PinkDの城内にあるサロンの制作に力を入れて作業を進めました。大体の作りは出来たので、あとは小物やゲートの鉄扉部分、照明の調整がメインになります。

今週の画像は2枚ともPinkDのサロン画像です。PinkDのサロンは9つの面を持つ多角形になっていてその内8つのゲートから幹部や構成員が出入りします。それぞれのゲートの上には各幹部(オルガン、ドラゴン他)の紋章がつくことになります。なぜ9面体なのかと言うとPinkDは数秘学に傾倒しているため城内の内装にも多くの数字を取り入れているのです。特に9という数字は"全能なるもの"という意味を持っているのでPinkDは重要な部屋には必ず9を使っています。また城内に使われるテクスチャーは主に爬虫類の皮膚をモチーフにしていますが、これは企画当初、PinkDをトカゲの顔を持つ女王として設定していたことに由来します。PinkDの城もまた巨大なトカゲの形をしていて街の中央にそびえ立っています。

CG制作もスピードがついてきたので、次週からはN地区とS地区をつなぐ巨大リフトの内部制作に力を入れる予定です。実は形としてはもう出来ているのですが、水中のモチーフを使うため見せ方に工夫が必要なため少し時間がかかりそうです。次週は今週残ってしまったマキナの室内合成も仕上げる予定です。(鈴木豪)
Week:25 06.08.2006 at 00:14 Comment(2) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
幹部の席皆様お疲れ様です。
今週の進捗をお伝えします。
合成作業は進み、シーン28〜31屋外シーンは完了。
マキナの部屋、ナデの部屋の背景合成は合わせて2カットを残すのみとなりました。
現在は今までのカットをチェックしながらPinkDの城内の設計および、
該当するシーンのマスク抜きを開始しています。
ここでスピードアップしてアクション合成に使う時間を確保したいところです。
掲載写真はPinkDのサロンの試作です。
PinkDのサロンとはPinkDをはじめ幹部たちが会議や情報交換をする多目的ホールです。
サロンはコロシアム型のホールになっており、幹部それぞれに入場ゲートが振り分けられています。
写真の玉座はPinkDの玉座で爬虫類がモチーフ。
まだ試作の段階ですが、最終的には玉座の周辺を柱や屋根で取り囲む予定です。
(鈴木豪)
Week:24 30.07.2006 at 14:53 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
macchinaroom.png
naderoom.png
皆様お疲れ様です。
今週の進捗をお伝えします。シーン28〜31の合成に関してはほぼ終わり、現在は微調整を行っている段階です。(具体的には何をやっているかというと、例えば人物が動く加減で時に人物の周囲に背景の緑が反射してしまうことがあります。この緑は白に近い色なので大雑把に背景の緑を抜くと人物が着ている白い服まで抜けてしまうことも。そこでマスク処理でエッジを地道に消していきます。)

また今週からシーン29、34、44の室内シーンの作成を始めました。こちらは室内光なので、比較的スムーズに合成は進んでいます。シーン28〜31の遅れをこのあたりで取り戻したいところです。室内の背景は実際に撮影した部屋の写真にCGで作成した家具、小物をプラスして制作。マキナの部屋(写真1)は70年代風のアパートを意識して作っています。

ナデの部屋(写真2)は神社仏閣を元に作ってみました。両方とも実際にありそうな風景を再構成することで、見慣れているけれどあり得ないという物を考えています。まだCGと写真を馴染ませるのにもう一工夫必要ですが、一昔前のゲーム背景にならないように注意して進めたいと思います。来週は室内背景の微調整を進めつつ、劇中のキーポイントになる女王PinkDのサロン制作にも取り掛かり始める予定です。(鈴木豪)
Week:23 23.07.2006 at 00:23 Comment(2) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
PinkD皆様お疲れ様です。
今週の進捗をご報告いたします。シーン28〜31の背景合成はほぼ終了。いよいよ室内合成にとりかかれそうです。

またPinkDが城を構えるS地区の制作も今週から並行して取りかかっており、まずはCGに貼るテクスチャーを作りこみです。

この文章を書いている時点でシーン30のレンダリング作業(パソコン内の画像情報を実際に動画化する作業)を行っています。

S28〜31は当初セピア調の背景で進めていましたが、あえて現実的な蛍光灯の色に戻してみました。

人物が背景に同化するのはもったいない。
背景よりキャラクターありきの映画ですからね!(鈴木豪)
Week:22 16.07.2006 at 00:15 Comment(1) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
chakram2.png皆様お疲れ様です。

今週はひきつづきシーン28〜31の合成を行いました。マスク作成は終了したので予め用意した背景をあてて人物が上手くフィットしているか確認。色合いや奥行きを調整します。シーン28〜31はカット数が50カット近くあり、ここを越えればかなりの合成を消化したことになります。ここが屋外シーンのふんばりどころです。来週からはこの作業と並行して室内合成に本格的に着手します。

今回掲載した画像はシーン30他に登場する敵側の武器チャクラム(円盤型刃物)。元々は古代インドで使われていた武器で、円盤の周囲は鋭利な刃物になっていて相手に投げつけて使用します。劇中ではマヤ文明の血を引く女幹部ユカタンの持つ扇子から飛び出し、獲物に自動照準を合わせて回転攻撃を仕掛けてきます。(鈴木豪)
Week:21 11.07.2006 at 00:56 Comment(2) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
s30knife.png
s30sister.png
皆様お疲れ様です。

今週は引き続きS28〜31のマスク抜きおよび背景の合成を進めました。マスク抜きはほぼ終了。背景はシーンごとの角度調整もあるのでもう少しかかりそうです。

掲載した画像はS28〜31に登場する殺し屋ナイフ姉妹です。左が姉(純)、右が妹(井本ゆふこ)。姉が妹に内蔵されたナイフを抜き取り獲物に向かって投げつけます!井本さんは、教官のハラと二役を演じられています。お二人ともカッコイイ殺し屋っぷり。ありがとうございました!
Week:20 02.07.2006 at 03:29 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
宅配屋
宅配屋
皆様お疲れ様です。

7月は Week:00 で予定を発表させて頂いた「PinkD」の完成・試写を予定する月でした。しかし、鈴木の力不足で作業の遅延が生じ、今回改めてスケジュールを修正せざるをえなくなってしまいました。合成作業のスケジュール遅延に伴い、この場をお借りしてお詫びをさせて頂きたと思います。期待をしてお待ちいただいた関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

現在の進行状況をまとめると

■ 荒編・背景イメージ固め(終了)
■ 合成作業(〜05月31日→進行中)
■ 本編集・音入れ(〜06月30日→スケジューリング中)

となります。

そして今回、11月25日(土)を合成作業終了の締め切りといたします。その他音響打ち合わせなどは先倒し可能と考え並行して進めていきます。音楽の羽柴様には荒編をご覧頂いており、背景のイメージを合成したものをテープでお渡しした上で詰めていきます。最終的な完成については作業の進行を見ながら9月中旬頃に改めて鈴木の方から発表させて頂きたいと思います。

今週の進捗状況をお伝えします。今週はシーン30〜31の合成作業、管理塔周辺の背景作成を進めました。写真は2枚ともシーン31から抜き出したものです。戦闘の巻き添えになった宅配屋(武石隆義)の絶命シーン。武石さんの熱演で濃いシーンになってます!
Week:19 25.06.2006 at 20:05 Comment(2) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
gou1.png皆様お疲れ様です。

今週からシーン30〜31(アクション・室内以外)の合成を進めています。シーン30はマキナとナデが PinkD の幹部に襲撃されるシーン。前半戦のクライマックスということでド派手にする予定です。シーン30は撮影時に様々な角度から撮影した複雑なシーンなので、背景処理は結構複雑。遠近感や光の反射がちぐはぐにならいよう作業しています。

シーン30〜31の舞台は犯罪者が住む管理居住区です。近くには廃墟化した建物がそのままになっています。建物の中には恐らく強盗や危険人物が身を潜めています。そのため居住者が危険地区から抜け出せるよう地面に埋め込まれたピンクの照明灯を配置しました。追跡シーンの小道具としても上手く使えそうです。(写真1)はマキナとナデが逃げているところ。地面が素のままなので(写真2)で照明灯を配置してみました。

またシーン30〜31の合成と並行してS地区の街の全体像をつかむため、他の屋外シーンの合成も進めています。(写真3)はシーン19の1カット。まだ背景との違和感がありますが・・・。
Week:18 18.06.2006 at 00:56 Comment(4) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
s13-1
s13-2
皆様お疲れ様です。
今週はS.15、17のブラッシュアップを中心にS.13の合成も進めていきました。S.15、17は思ったよりも動きが多かったのでマスク合成に時間がかかりましたが、ゴールは間近です。逆にS.13が手間取らず進みました。来週はこれらの仕上げとS.30の合成に入ります。(S.30は、あの熱い役者さんが登場です!※撮影に関わっていない方はわからないと思いますので國司注:この役者さんです。


S.13はオルガンとドラゴンの会話シーン。場所はN地区、ピンクDの根城の中です。N地区は貧民の住むS地区の頭上に広がる選ばれた民の住む地です。N地区の住民はさらにエスカレートした管理社会を作り上げています。N地区は水中をイメージして作られ支配色も青を基調とした寒色です。水のイメージは國司監督のアイディア。相当水へのこだわりがあるようです。水族館や室内プールの持つ無機質な雰囲気を目指しています。今回の画像は制作中の背景をバックにするメインキャラのオルガンとドラゴンです。かっこいいですね!(鈴木豪)
國司です。遂にヒーロー登場!改めて二人ともかっこいい。この二人がいるから PinkD があるんだよね。

水のイメージを「相当こだわりがある」と言われるまでに語ったことあったかなぁ?水のある部屋というは神秘的でいいね、という意見だけで・・・まぁ、鈴木豪のことだから、これは「相当にこだわっている!」と、いつしか思い込んだのでしょうね。(鈴木曰くサイゼリアでそう言ったということです。)何にせよ、この合成は特に気に入りました。

PinkD の城の外観はトカゲの形をしています。そして城内の通路は血管のようになっているのです。外観・内装のラフを鈴木豪と一緒に、あーでもない、こーでもない、と落書きしてイメージを固めました。さぁ、これをどう形にしてくれるのか。非常に楽しみになって参りました。

近日このブログもデザインをちょっと変えて、オルガン&ドラゴンを中心にいくつかのキャラクターを登場させてみたいなと思ってます。(國司和宏)
Week:17 11.06.2006 at 00:48 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
S17.png今週は作業もだいぶ進み、シーン15、17の土台が出来たところです。さらに、シーン13のマスク作成に入りました。

シーン13は PinkD のメインスター山口さんと上田さんの出演シーン。オルガン(山口喬司)とドラゴン(上田奈々)の意見の対立を描いたシーンです。自治組織に真っ向から刃向かうオルガンと、それに腹を立てつつも組織に疑問を抱くドラゴンの最初の対立を描いています。果たして二人は仲良くなるんでしょうか。

因みにこのシーンの決めゼリフは山口さんのアドリブなんです。山口さんのアドリブは最高でして、撮影中はずいぶん助けられました。また日を改めて山口アドリブ集なども特集したいものです。

来週はシーン15、17のグリーンバックで抜ききれなかった部分の修正に大部分を使うことになりそうです。またシーン13の背景作成も並行して行う予定です。今回も拙文にお付き合いいただきありがとうございました!
Week:16 05.06.2006 at 03:13 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
s18c30603.png皆様お疲れ様です。「PinkD」の合成作業もいよいよシーン15・17に突入しました。

シーン15はシーン18から少しさかのぼり、N地区から逃亡したナデがS地区で死にぞこないの酔っ払いに会うシーンです。会うと言っても酔っ払いは勝手に喋っているだけなので疲れたナデが座り込んだら横に変態がいたというニュアンス。さらに目の前ではPinkDの側近ローズのプロパガンダ放送が流れている。ナデがS地区の恐怖政治を目の当たりにする重要かつ気色悪いシーンです。シーン17はシーン15の続きで、酔っ払いがなぜか急死し、ナデが逃げ出すというシーン。

「PinkD」では昼とも夜ともつかないイメージで画作りをしています。このシーンも人物はスポットライトでスタジオ撮影し、背景は午後の恵比寿です。こんな無茶な組み合わせがグリーンバック撮影の醍醐味ですよね!

シーン18はひとまず完了です。シーン15・17の完成時再度微調整します。

s15test.png
Week:15 29.05.2006 at 02:30 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
ナデ(中村裕実)
マキナ(藤井直子)
「合成作業-前回からの続き」

ここをご覧いただいている皆様いつもありがとうございます。皆様のフィードバックを糧に作業いたしております。

今回の進捗は引き続き、シーン18の合成作業を行っています。シーン18のカット数は4カットあり、全部並行して合成を行っています。シーン15、17に関してもマスクを切ってあるのでシーン18終了後、直ぐに作業にとりかかれるようになっています。合成方法はいくつか試していますが、オールマイティーというものはないので、カットによって使い分けています。つなぎ目がだいぶ目立たなくなってきたので、来週中にはシーン18に一区切りつけようと思います。

シーン18から静止画を2枚抜き出してみました。S地区はコンテナ内の中心に位置しているので、換気が悪く、湿度も高いと思われます。それを意識した訳ではないんですが、背景撮影の日は丁度、雨が降って地面が濡れていたため、とてもジトッとした画になっています。雨宿りしながらの撮影でしたが、とても良い画が撮れました。
Week:14 22.05.2006 at 00:00 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
s18test.png皆様お疲れ様です。何箇所かのテストを重ね、本日から合成に着手しています。(合成といってもテストしつつの本番なのですが)これでやっとスタートラインに着いたといえます。

まずはシーン18から合成を始めます。話を転がしていく役割の女性、マキナがS地区にやって来て謎の女ナデに出会うシーンです。出会った直後、近くで爆発音が聞こえ、二人は路地裏に逃げ込みます。

なぜシーン18から合成を始めるかというと、引きの画が多く、カメラの動きもほとんどないから。つまり引きの画で全体の世界観を掴み易く、カメラもフィックスなので合成し易いという理由からです。

写真は合成途中の画像。まだ何か変だなあ・・・(鈴木豪)
合成の背景は代官山だね。代官山はPinkDに不向きだと思っていたが、見事に活用したね!これは違和感なくていいね。

このシーンの前に、ナデが PinkD の追っ手から逃げるシーンがあります。ナデは腕に怪我を負っているので、ナデを演じてくれた中村裕美さんには腕に血糊を塗ってもらいました。

血糊にはケチャップを使用。「70's な雰囲気」を目指しているので、あえてケチャップなんです。画は思惑通りのものに仕上がってますが、中村裕美さんにはご迷惑をおかけしました!洗っても、ケチャップの臭いが残ったままだった・・・申し訳ないです。(國司和宏)
Week:13 15.05.2006 at 01:03 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
★☆★ いもと in 下北 ★☆★

井本ゆふこ皆様お疲れ様です!今週からしばらくは合成作業に先がけての試行錯誤を致します。とても地味な作業ですが、とても重要な作業です。それでは國司の詳細な撮影レポートに続き鈴木の背景合成(試行錯誤)レポートをお送りします。

今回、メイン舞台となるS地区背景部分は暖色系(セピアに近い黄色)で構成されています。主人公がいる平民世界は人の体温を感じられる世界だからという意味も含んでいて、反対に貴族が暮らすN地区は人間らしさを感じられない寒色をイメージしています。そのため下北沢や恵比寿で撮影した背景素材は温かみを意識した色合いになっています。合成時にはグリーンバック素材との境界が目立たないようにうっすらと緑色の補正をかけます。それでも一発で合成完了ということはなく背景のピントを微妙にずらしたりして(ピントが手前にも奥にもあってたらおかしいですから)現実の映像に少しずつ近づけていく試行錯誤を繰り返します。
井本ゆふこ
恒例のテスト画像は下北沢に現れた超女優の井本ゆふこさんです。女優業以外では秋になると地元で梨を売ってらっしゃるそうです。井本さんは「PinkD」ではなんと2役に挑戦。写真は「PinkD」という物語の発端となる犯罪者の女性「マキナ(藤井直子)」を唖然とさせる教官ハラです。イケてます!(鈴木豪)
井本ゆふこさんの二役(教官ハラ & ナイフ投げ姉妹・妹)について、鈴木豪は「挑戦」と語ってますが、実は・・・僕が現場で強引にお願いしちゃったんです。突然の依頼ながら、井本さん快く引き受けて下さりありがとうございました!ちなみに彼女の衣装は自前、お洒落です!それに、いつも笑顔で、演技がダイナミックで・・・とっても魅力的な女優さんです。スタッフも撮影時は、自然とテンションが上がってましたね。(國司和宏)
Week:12 07.05.2006 at 03:41 Comment(2) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
國司です。ゴールデンウィークの中3日を利用して、鈴木豪と都内で合成用の背景撮影をしてきました。

貧民街である Savage 地区の景観を念頭に置いていたので、ロケハン済みの場所を含め「薄汚い」場所ばかりを入念に選び抜きました。合成後の画がなんとも楽しみです。なお、写真は2点とも映画とは関係なく、俺が勝手に撮った代官山。こんな景色 PinkD にはありません。
■ 5/2(火)
初日は「新宿ビル街」をメインに撮影。場所が場所だけに、俺のテーマは「宇宙刑事シャリバン」犯罪組織マドーの秘密基地に侵入する伊賀電よろしく、抜き足差し足、しかし断固たる決意を胸に撮影を開始。まずは新宿のスバルビル付近、テラスからハス向かいの工事現場を撮影。リリィ、何か見えるか?シャリバン、あそこよ!気が付けば、そこは小林義明監督の世界。ビル群を見あげて、ぐるりと一回転するお馴染みのカットも押さえてきました。

代官山そして住友三角ビル付近からめぼしい箇所を撮影。雨天が逆に幸いして、俺らのイメージ沿った空間を撮ることが出来ました。この日の素材を元に、PinkD の根城である「D棟」周辺のの「陰鬱な近代都市」の描写が出来そうです。

そして、新宿を俯瞰で収めるべく、住友三角ビル51階の展望ロビーまでエレベータを乗り継いで行きました。そこに素晴らしいオブジェが・・・三角ビルのミニチュア!映画の終盤に、謎を秘めたPinkDの美人秘書「ローズ」が高層ビルである「D棟」最上階から飛び降りるシーンがあります。そのシーンの合成用にばっちり。驚異の映像マジックで、迫力のダイビングを描けるのです・・・そうなんだけど、何より売店の女の子が、かわいかったんだよな!みんなも住友三角ビルに行ったなら、必ず寄ろう!
■ 5/3(水)
2日目は、中目黒周辺。まずはロケハンしておいた中目黒の「茶屋坂」の途中にある、工事中のビルから飛び出している蛇腹。しかし、工事がほぼ完了しており、蛇腹も白い壁の下に埋まっていたのです。仕方なく、坂を登り切って「恵比寿ババァ」のゲーセンに。

その前に、この茶屋坂を登り切ったところに Calm という小さな雑貨屋さんがあります。そこの店員の女の子が凄いんだ。一点凝視。机の上の台帳のようなノートをひたすら凝視。何かに取り憑かれていて、顔が強ばってるんだよね。エクソシストだよ!ふと顔を上げても、あらぬ方向を凝視。そしてまたノートを凝視。PinkDの幹部「ユカタン」に優るとも劣らない「現代のホラー」を見たぜ〜!とっても人通りが少ない場所なので、気になる人は、お店が健在なうちに覗いてみたら?

で、「恵比寿ババァ」のゲーセン付近に到着。階段を撮影したんですが、ここは鈴木豪自身が演じる「酔っ払い」が暴言を吐きながらくたばっていく・・・孤独なシーンの背景です。実際、階段のある一角は、とても恵比寿とは思えない寂れ方。廃墟と化したあばら屋から不気味な羽虫が、うようよ湧いておりました。ここは鈴木豪が非常に熱心に撮影していました。

お代官様俺はと言えば、植木の手入れを入念に繰り返すゲーセンのババァを、こちらも入念に撮影(映画本編とは関係ありません)。途中「わたしは撮らないでね。」とババァNGを頂戴したものの、構わず続行。納得いくまでカメラに収め、鈴木豪に「そろそろ行くか。」と声をかけたところで、ババァが顔を上げた、チャンス!奇跡の正面アップをカメラに収めることができました。都会の中の最後の楽園、その住人が撮影できた・・・報道カメラ一筋にやって来た俺は、初めて報われた気持ちになったのでした。

続いて代官山へ。ここは小洒落た光景ばかり、PinkDに似合う画は撮れませんでした。でも、俺自身は代官山をじっくり歩いたことがなかったので、凄い興味を持って歩けました。値段はどれもアホみたいだけど、路地裏には良い店がありますね。5/5にも再度訪れて歩き回ったけど、中目黒周辺や麻布の辺りは好きだね!平凡な感覚だけど、やっぱりぶらりと行くにはいいところ。無論、鈴木豪と撮影に行く場所では決してないと断言できます。俺と鈴木豪ならば「中野ブロードウェイ」が関の山でしょう。
■ 5/4(木)
最後は小物だけ。鈴木豪宅にてグリーンバックを背に「ユカタン」のパックが飛ぶシーケンスや、画面に迫るムチなどを撮影。加えて PinkD の怪人「ハンガー」の鎌を、ヒロインである女拳法家「ドラゴン」が棍で受け止めるシーンで、鎌のインパクトの瞬間のカットを追加撮影しました。

それと、鈴木豪にアクションシーンで気になる箇所を幾つか再編集してもらいました。編集が一段落ついた時点で、恐らく年末付近に、全体から見直すつもりなんですが、現時点でのアクションの編集を改めて見て安心した部分もあります。劇伴がないので、本番とは印象が変わってくるけれど、俺が最も重要視している「ヒーロー作品」のテイストはしっかりあり。完成はまだ少し先だけど「15分おきに楽しませる」という目標は達成できてるかな、と思ってます。
そんなところで作品完成に向けての要素は揃ったという感じです。これからも地味で地道な作業が続くけど、鈴木豪、よろしく頼むぜ!オッケー!オッケー!(國司和宏)
Week:11 30.04.2006 at 01:08 Comment(3) | TrackBack(0) | Editing Add Comment
428texex.png皆様お疲れ様です!

今週も「PinkD」進捗状況をお伝えします。背景撮影の練習のため、デジタルカメラで夕方〜夜の風景およびテクスチャー(※注1)を撮影し、シーン合成のテストを重ねました。テストに使用したシーンはマキナ(藤井直子)とナデ(中村裕美)がS地区で出会うシーン。外のシーンは人物を意識して暖色で撮ってあるので、背景を撮る時は青味を出来る限り排除し、日中は光で背景がとばないよう気をつけます。

撮影の練習は夕方〜夜にかけて路地裏、学生会館で行いました。なるべく暖色に近い色を探しヒキ、ヨリ、フカンを撮影しました。その内辺りも暗くなり始め、ついフラッシュを焚いてしまいました。これが失敗の元!フラッシュを焚いた画はディティールがつぶれ人物と上手く合成できませんでした・・・トホホ。本番では気をつけよう!

本撮影はゴールデンウィーク中に鈴木、國司で行う予定です!

※注1
テクスチャーとは通常、表面がツルツルであるCGに貼りつける模様、写真などです。これがあるおかげで生物のCGは生きているように見えるんです。参考までに横断歩道の写真を拡大してCGのオブジェに貼ってみました。

@は横断歩道の写真、拡大すると結構味があるね。
AはCGのオブジェ、表面はツルツルで何だか分かりません。
Bは横断歩道の写真をオブジェに貼ったところ。石像のようになりました。
Cオブジェを学生会館の中庭に置いてみました。照明の具合でちょっと浮いて見えます。
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